英語は長文読解と単語力の増強に終始することになります。数学は文系の範囲は全て仕上げることが最低限必要です。理科社会にかける時間が増加していきます。
いよいよ受験体制に備える準備の年です。
高校3年生は各教科を受験レベルまでに持っていく必要があり、学習して間もない理科・社会にかける比重が圧倒的に増加します。高校3年生においては、英数国の3教科は実践形式の演習以外はほぼ時間をとる余裕はありません。
従って、高校2年生は英数国をほぼ受験レベルまで仕上げる「最後の期間」と思った方がよいでしょう。
英語について、具体的に書いていきます。(※数学は基本的に今まで通りのやり方に加え、センター演習やZ会の演習も追加でしていきましょう。)
英語
文法については高校1年生時点で完了している前提です。もし、この時点で文法に自信がない場合は、相当頑張るか、目標設定の見直しを検討する必要があります。目安としては、前回の記事で書いた2冊の問題集を最低2回、出来れば3回、”正解”で終わらせておくことです。
さて、高校2年生の時期の英語は、長文読解と単語力の増強が主眼となります。入学試験ではほぼ間違いなく長文読解が出てきますから、短時間に内容を把握し、不明な単語や文節を類推する力を身につける必要があります。さらに、そもそもの単語力を増加させることは直接点数に結び付く要素であるため、長文読解のトレーニングに加え、単語力の増強が大変重要です。
お薦めできるのはZ会の速読英単語シリーズです。
これは長文読解と単語力の増強を1冊でこなすことが出来るため、大変役に立ちます。また、リスニング試験がある場合はCDも合わせて購入しておくことで、リスニングのトレーニングも出来る大変すぐれた単語帳です。
この必修編、上級編までをさらっておくことで、長文読解演習の下地が出来あがります。
他にも理系に強い単語帳などもあります。参考書選びは自分の合うかどうかが大切なので、和歌山駅MIOのWAYは比較的参考書類がたくさん揃っているので、色々と眺めてみるのも楽しいものです。
Z会のすすめ
また秋口から志望レベルに応じたZ会の通信講座を受講しておくことがおすすめです。Z会は問題と解答・解説がしっかりしているので、実践形式の演習を積むのに優れています。毎月しっかりやるのが理想ですが、机の上に未回答の冊子が積み上がるようでも、受講は続けておきましょう。高校3年生になってからやることも出来ます。