高校受験 今からの勉強法

※都道府県の試験で6割目標クラスの方対象のお話です。

高校受験も最後の追い込みのシーズンになってきました。
今からの勉強でも大きく差がつく期間なので、受験生の皆には体調に気をつけながら最後まで走りきって欲しいと思います。

さて、最後の追い込みの期間、注意して欲しい勉強法を各教科毎にまとめます。
国語は短期間で点数の底上げが難しい教科(他の科目に余裕があれば別ですが)ですので、省略します。

数学

数学で得点が安定しない生徒は第一問、第二問での得点率が不安定な人が多いと思います。第一問、第二問は計算問題や単純な文章題なので、6割目標の人であれば、落ち着いて取り組めば満点を狙える難易度だと思います。
直前の時期は第三問以降の応用問題の対策に追われがちですが、基礎的な計算練習や文章題の練習はかかさず(出来れば毎日)行いましょう。その際は、目標の8割程度で区切って時間を図り、正答率100%を目指して解いて下さい。その際、ケアレスミスで間違った問題に関して、「ケアレスミスをしたけど、まあいいか」と考える生徒と「何でこんな馬鹿のミスをしたんだろう。次は必ず間違えない!」と考えれる生徒で大きな差がつきます。

英語

毎日必ず英文に触れることは必須です。中学生であれば英文に慣れきっていないと思いますので、ちょっと離れただけで読解の勘が鈍ってしまいます。
そして、英単語・熟語に不安がある生徒は徹底的に補強して下さい。英単語や熟語は覚えれば覚えるほど得点の期待値が高まります。一見当たり前ですが、馬鹿にできません。

理科・社会

この期間の本命の科目です。理科・社会ともに持っている知識量が勝負を決めるので、この期間にどれだけ知識量を伸ばせるかが勝負です。新たに参考書などを買っても遅いので、手持ちのテキストや教科書をしっかり覚えましょう。
理科は計算問題までカバーするのが理想ですが、英数が致命的に苦手で、理科でカバーする必要がある、という生徒以外は苦手分野(力学や化学など)の演習程度にとどめ、知識問題の正答率を高めた方が効率はよいです。
また、理科に関しては、正確な知識がなくても、常識や論理から考えて解答を導ける問題もあるにはあるので、過去問演習中に分からない問題があっても、類推で何とかならないか考える習慣を付けておくとより心強いです。