塾での英語学習の流れ

太田進学教室 英語学習の道筋

「すらら」を用いた英語学習のプロセスが確立してきたので、ご紹介します。このプロセスを修了した生徒は、今のところ現行センター試験の英語で180点前後を取れるようになります。(すららについて<外部サイト>

中学英語

すららを用いた文法学習

すららの英語のレッスンは非常にわかりやすいです。理屈が通った説明に加え、文章が自動で色付けされたり動いたりするので、基本的には人間の講師は敵わないでしょう。そんなすららのレッスンを最初から順番に進めていきます。レッスンを進めていくと”本日の英文”という例文が出てくるので、それを日本語訳も含めてノートに写します。ノートに写した例文は毎週毎週暗唱の練習をします。

すららを用いた復習

ある程度レッスンを進めたら、小テストモード・定期試験対策モードを用いて、復習のテストをします。当塾では90分の授業のうち、20分~30分を復習、残りの時間をレッスンに使うイメージで進めています。復習の際には、間違えた問題について“どうして自分の解答は間違いなのか”、“正答はどんなプロセスで導けるか”を自分で考えてもらったり、講師側で指導したりします。理屈を理解し、次回に活かすためです。

中学英語総チェック

レッスンが一通り終わったら、すららの定期試験対策モードの範囲を全学年に設定し、中学英語総復習テストをひたすら行います。間違えた問題については、上記と同様、理屈の理解を重視し、講師と問答を繰り返します。このテストで9割以上を安定的に取れるようになれば、中学英語を卒業します。

中学英語読解

当塾では、高校受験を控えてる生徒が基本的にはいないので、中学英語の段階では読解対策は重視していません。本当は中学英語修了時点で多読を薦めたいのですが、現実的には、学校が高校英語にすぐに入っていく中で高校英文法の先取りを優先しています。

高校英語基礎

すららを用いた文法学習

基本的に中学英語と同様のプロセスで進めていきます。これが終われば、基本的にはすららは卒業です。

アップグレードによる補習

すららの弱点として、語法・イディオム・会話表現・発音アクセント問題に対する対策が十分でない、というものがあるため、これらに関しては市販の英語問題集を用いて補習を行います。大体は特定のページの暗記を宿題とし、毎回の授業でそのチェックをしています。

補習に使う教材は、当塾ではアップグレードを愛用しています。問題の難易度がわかりやすく、解答・解説の配置が気に入っているからです。基本的には何でも構わないと思います。

高校英語読解

高校英文法が一通り終わった生徒には、読解クラスの受講を薦めています。読解クラスでは市販の教材を用いて、文法知識の再確認、文章構造の整理の練習、直訳→きれいな日本語訳への変換プロセスの練習を行っていきます。この時点では、東大の試験のようなスピード重視の読解、というより京大の試験のような難しい英文を確実に訳していく能力を重点的に鍛錬していきます。読解の問題集を最大4冊(約200文程度)こなしていきます。

センター演習

すららでの文法総復習テストの得点9割以上、読解クラスの修了を基本的な条件とし、センター演習を実施します。センター試験は第1問~第3問(文法問題、短文読解中心)と第4問~第6問(長文読解)に分けて演習していきます。

第1問~第3問対策

25分で9割の正答率を目指します。塾で毎回実際のセンター試験の過去問を解いてもらい、自己採点、知らない単語やイディオムの確認、正答の根拠探しの練習を行います。すららの文法総復習で9割以上を安定してとる実力があればセンター試験の文法問題はほぼ満点をとれるので、メインは第3問の短文読解の解答練習となります。短文読解の解答練習の際には、丁寧に一文一文読んでいく読解ではなく、接続詞や筆者の主張を表すキーワードに注目し、文の論理構成を把握しながら読み飛ばす練習を中心に行っていきます。

第4問~第6問対策

宿題として過去問を解いてきてもらい、解説を授業で行ないます。45分で満点近くを取ることを目標にします。

上記の読み飛ばす練習に加え、設問やグラフに注目し、本文を読まずとも文章の方向性を掴んだり、解答の根拠が書かれている箇所を探すためのテクニックを主に指導します。また、読解問題で満点を取るために必要な作業について徹底的に練習していきます。

ここまで修了した時点でセンター試験は180点/200点取れるようになります。

二次演習

センター試験で9割近くを安定的に取れる生徒を対象にしています。東大・京大の過去問を中心に、家で問題を解き、塾で添削・解説授業を行う、というプロセスを繰り返します。東大の過去問が良いのは、要約・速読即解・自由英作文・文法・難解和訳・総合問題が含まれるため、多角的に英語力を鍛錬できる点です。京大の過去問は英訳問題の練習に使用します。

二次演習では英語だけでなく、日本語能力も含めた総合力を鍛錬していきます。ここまで到達する生徒は英語力がほぼ出来上がっているので、授業では日本語の使い方や文章の書き方について指導していることが多くなります。この二次演習を1年間頑張ってくれた生徒は、英語については東大京大レベルの実力(実績:国公立医学部、京大、早稲田大学、センター試験英語9割以上等)がつくでしょう。