面談で色んな保護者の方とお話している中で、たまに塾のタイプについて聞かれます。つまり、世間にはどのような塾があり、自分の子はどれに向いているのか、ということです。今回は私の見聞きした範囲で、和歌山市でどのようなタイプの英語塾があり、それぞれ向いている人向いていない人についての考えを述べたいと思います。具体的な塾については言及しませんので、ご了解頂けますと幸いです。
生徒数が数百〜数千名いるような大手による受験予備校です。英語に限らずあらゆる教科のサポートを受けられるのが特徴です。専門のチューターがおり、進路相談や学習相談などを受けてくれることが多いようです。一方、映像による通信授業が多く、添削指導や読解の指導についてはあまり得意でない印象です。また、担当チューターによっては営業色が強く、とにかく受講数を増やすよう提案がされる場合があるとも聞くので要注意です。
受験予備校がおすすめなのが、進学校に在籍していない生徒や学校に通えていない生徒です。0から授業を受けることが出来るので学校の授業レベルが志望校に合っていない場合や、そもそも学校の授業を受けていない場合でも安心して受験対策ができます。また、受講可能科目も幅広いので、自分に必要な科目を好きなだけ受講できることも心強いです。
一方、進学校に通っている生徒との相性はよくありません。自分の志望校に合格した先輩・卒業生が多い場合は、基本的には学校の先生の助言や授業を大切にした方が良いでしょう。
個人塾は塾長によって独自の指導方針があります。まずは指導実績を見て、そこに難関校合格の実績があれば、独自の強みを持っている可能性が高いでしょう。塾長の指導方針や性格に合う合わないが大きいので、生徒さんにとっては当たりハズレが大きいかもしれません。大手予備校に比べて金額が安く、また個性に沿った指導をしてくれる可能性があります。
例えば、うちの教室(太田進学教室)では、英語・現代文の読解指導や英語・数学・現代文・小論文・社会の添削指導に強みを持っています。私自身が東大受験時代に何千字・何万字も書く練習をし、社会人になってからもコンサルティング会社で情報のインプット・アウトプットを生業としていたことから、自信をもって指導しています。また、問題解決型の思考が得意なので、生徒個々のコンサルティング(人生相談)で喜ばれることが多いです。英語や数学の指導においても、答えや模範解答ありきの解説ではなく、生徒と同じ目線で考え、ときには一緒にわからないとうなり、問題解決のプロセスに焦点を当てます。
といったように、個人塾との相性は塾長の個性との相性なので、色々学習相談・面談に行かれるのがオススメです。
◯◯式といった独自カリキュラムや英検・TOEICなどの公的機関の試験にターゲットを絞り、その中で学習を進めていきます。ステップアップがわかりやすく、今年は◯級を取るぞ!といった目標が立てやすいため、受験まで時間がある小学生や中学生にオススメです。一方、学校の定期試験対策や大学受験対策などが手薄になる可能性あるので、学校の定期試験や模試の結果が出ないようであれば、路線変更を検討すべきかもしれません。
英会話や歌・ダンスなど、楽しさを前面に出して英語を学びます。塾というより習い事というイメージです。学校の英語や受験には対応していないことが多く、未就学児〜小学生など、まずは英語に触れてみる、楽しいからやってみたいといった気持ち中心になるでしょう。