太田進学教室で実践している大学受験対策を科目別にご紹介します。
[toc]過去の進学実績
和歌山大学、和歌山医科大学(医学部・保険看護学部・薬学部)、大阪公立大学、神戸大学、大阪大学、京都大学、名古屋大学、東京大学、北海道大学、同志社大学、立命館大学、早稲田大学、慶応大学、中央大学、東京理科大学、東京都市大学など、日本の主要な国公立大学、私立大学への指導実績があります。
また、大学進学だけでなく、専門学校入試や公務員中途採用試験対策など、面接や履歴書、自己推薦書などの添削・指導も経験があります。個人塾ですので、なるべく柔軟に対応させて頂きたいと考えています。
直近の実績は卒業生の進路にてご確認下さい。
科目別の大学受験対策
英語
高校2〜3年生(受験生)
東京大学・京都大学の過去問題を中心とした二次演習とセンター試験・共通テストの過去問題を中心とした共通テスト演習を行います。採用する大学や二次演習と共通テスト演習の割合は固定しておらず、志望校や生徒の成績や実力を見ながら配分を決めています。東京大学と京都大学を中心に採用するのは、速読・読解・表現などは東京大学に良問が多く、難解な表現に対する思考訓練は京都大学が適しており、これらをこなすことによってあらゆる大学に対応できる実力が身につくからです。事実、大阪大学や神戸大学、名古屋大学、北海道大学など上記2校以外の国公立大学に進学した生徒も、普段の訓練のお陰で自身の志望校の問題に対しては抵抗感がなかったとコメントをしています。
高校1〜2年生
英語長文の速読力・読解力やリスニング力といった基礎体力をつけていきます。
精読力
一見難しい文章を分析・解釈・推測していく訓練を行います。
英文法の知識は、知っていることと利用することに大きな隔たりがあります。目の前の難解な文章を解釈するために、どのように英文法を用いるのか、という指導を行います。授業中にある程度の英文法の復習は行いますが、一通り英文法が身についていることが前提の指導となります。
速読力
大学受験は速さとの勝負でもありますから、速読力を鍛錬する必要があります。速読力には2つの側面があります。1つは、単純速読力。おそらく皆さんが速読力と聞いてイメージする通り、いかに早く正確に文章を読めるかという力です。筋肉を鍛えるイメージで、日常的な勉強が必要になります。当教室では、日々の授業に加え、音読やシャドーイングといった課題を通じ鍛錬の機会を提供します。
次に重要なのが、読解力です。文章を読み飛ばしても問題の解答に必要な情報さえを読み取れるようになることが目標です。文章の30%を読み飛ばせれば、30%早く文章を読み終えることになります。文章の重要な部分と重要度が低下する部分をうまく分類し、見分ける力を身に着けます。段落、接続詞、強調語そして抽象度という概念を活用します。
単純速読力(筋力)と読解力(技)を駆使して、20分早く解答終了することを目指します。そうすれば残りの20分で見直しをし、限りなく高得点を目指すことができるからです。
教養力
- インドとイギリス、パキスタンの関係
- ポンドやヤードの意味
- 日本の隣国には何があるか
これは、実際に生徒が知らなかったために文章が読めなかった知識です。文化的に触れているものの世代間の差もあり、大人が当然知っていることでも、子供は意外と知りません。殿様が「であえ!であえ!」と言ったらどういう意味?と聞いたら、当教室での正解率は1割を切っています笑。
実際に、知っているか知らないかで読解の難易度は大きく変わります。従って、英文を読む上で知っておいた方が良い、欧州や米国の歴史・偉人、現代の地理、科学技術、社会問題などをオリジナル教材を作成し、英語の勉強を通して教養を身につけることを目標に指導しています。
中学生〜高校1年生
上述の演習に耐えられるための文法力・語彙力を身に着けます。学校の授業の速度では間に合わないため、独自の教材の使用をおすすめしています。
数学
中学生〜高校2年生
英語が、英文法・語彙(単語・熟語・語法)・読解、リスニング、英作文など多岐にわたる勉強が必要なのに比べて、数学はとてもシンプルです。
学校の教科書・問題集を徹底的に反復練習しましょう。
中高一貫校で使われるハイレベルの教科書・問題集であれば、それだけで十分基礎力が身につきます。定期テスト対策をきっちりこなしていくことが大学受験対策になります。
定期試験毎に試験範囲の問題を2〜4周反復練習しましょう。そのためには膨大な演習時間が必要となります。その演習時間を如何に確保するのか、という方法論が数学の勉強の方法論とも言えると考えています。大多数の生徒は、この点の意識ができていないです。特に、成績がいまいちな生徒に「試験範囲を何周通った?」と聞いたら、まず1周程度で、2周通っている子もほとんどいません。そして、ほとんどの生徒が試験勉強の開始が遅いですね。前の試験が終わったら、学校の授業に関わらず翌週には次の試験に向けて最大速度で動き始めるべきです。また、授業中の時間の使い方が甘い生徒も多いです。当塾では授業形式での指導ではなく、こういった学習姿勢の維持やコーチングに重きをおいています。
ただし、前の学年の内容が身についていない生徒に関しては、全く異なるアプローチが必要です。数学は、基本が分かっていないと応用は絶対に無理なので、目先の定期テスト対策ではなく、借金の返済=過去の苦手分野の復習を最優先するべきです。当教室でもこのような生徒に関しては、別カリキュラムでの学習をご提案しています。
高校2年生〜高校3年生
学校の付属問題集(4STEPなど)を完璧にすれば、もう共通テスト対策・二次対策に入れます。まずは復習がてら共通テストの過去問を20年分(模試の過去問も使用します)、そして志望校の過去問やそれに近しい学校の過去問を20年分やります。二次対策に関しては記述の仕方が重要になりますので、添削指導をします。色々手を広げるとどっちつかずになるので、基本の問題集、そして過去問を重視し、徹底的にやり込むことが重要だと考えています。
現代文
中学生〜高校1年生
中学生や高校生として過ごす期間は良質の日本語を吸収するときです。言語を操る前にその言語に慣れ親しむ必要があります。受験で出題される文章は、日本語とはいえ普段あまり馴染みのない難しい言い回しが多用された文章です。なかなか一読して意味が入ってこないですし、意味が分からない単語も出てくることが多いでしょう。
ここでも学校の定期テスト対策を大学受験対策に兼ねることができると思います。まず重要なことは、試験範囲の新出漢字や語句を確実に覚えることです。そして、教科書本文の音読です。50回を目指します。たくさん音読すれば文章がまるまる頭に入っている状態となり、テスト対策になります。高得点を目指すのであれば学校の板書ノートを元に授業を再現する学習法もありますが、なかなか生徒だけでは難しいので、そこまで出来る生徒はごくわずかでしょう。
高校2年生〜高校3年生
大学受験では初見の文章を短時間で読み解く(要約する)力が求められます。学校の先生にもよるとは思いますが、このような趣旨の授業が行われているケースはあまり聞いたことがありませんし、市販の参考書・問題集などでもなかなか難しいと思います。当教室ではこの点を補うべく、読解力を養成するためのカリキュラムをご用意しています。
現代文まで塾通いするのは経済的・時間的に厳しいというご家庭が多いと思います。本来、読解力というものは英語も日本語も関係ありません。嬉しいことに、英語の読解クラスを受講している生徒から現代文の模試での成績が上がったと言われることもあります。
小論文・自己推薦書・面接対策その他
学校によって傾向と対策が異なるので一概に言えませんが、状況に応じた最善の学習法をご提案したいと思っています。過去には小論文の添削指導、面接の模擬練習、自己PRの練り上げ、自己推薦書の添削などさせて頂いた経験があります。