指導している生徒さんを見ていると教科書と問題集の使い方がいまいちだなーと思うことが多くあります。そんな時に自分がどのように指導するかまとめました。
数学の学習の形について
高校レベルでの数学は、
- 定理(公式)を理解していること
- 定理を応用出来ること(最終的には複数の定理を組み合わせて応用)
- 相応以上の速度でミスなく計算が出来ること
- 出題の意図を汲み取り、明快に解答すること
の3点を主に求められています。
従って、数学の学習において成果として着目すべき点は、
- 定理(公式)を自ら証明し、人に説明できるか
- 定理(公式)の応用が求められる問題を解くことが出来るか
となります。
特に2の訓練を積むために問題集を使用します。
問題集との付き合い方
学校で配られる教科書付属の問題集を最低2週やりましょう。
理解出来ていなかったり計算ミスをした問題の設問番号を赤の◯で囲み、理解出来て、正解もした問題の設問番号に斜線を入れます。
2回連続で理解あり、正解の場合は斜線2つでXのようになります。逆に2回連続理解が足りていなかった場合には、◯が赤く強調されて表示されます。
定期試験前には当然全ての問題にXを付けるまでやりこんだ上で試験に臨むのですが、こうしたやり方をしておくと、後日の模試の際に復習をするとき、自分が苦手だった設問が手に取るように分かるのです。(そしてその分野をチャート式などの発展問題集で追加演習したり)
問題集をやりっぱなしで◯×もつけていなかったり、色んな問題集を中途半端に解いたりしている学生さんが多いです。高3になって複合問題を解くまでは教科書付属の問題集を徹底的にやりこんでおくことが肝要です。