頭の良さは生まれつきか?

私は、健常者の頭の良しあしは生まれつきのものではないと感じています。


私の生徒さんでも、真面目なのに点数がとれない子、一方、勉強はあまりせずともセンスで点をとる子がいます。彼らを見ていると、

真面目なのに点数がとれない子の特徴

・数式の処理が遅い、グラフ化できない(遅い)
・文章題の趣旨に沿った分析が出来ない
・覚えるのが遅い
・長時間の勉強に耐えられない
また、同様に以下の傾向もあるように感じます。
・計算が遅い、間違える
・文字を読むのが遅い、文章の処理が遅い

センスで点をとる子の特徴

・数式の処理が早い
・文章題の趣旨を的確に理解し、分析の順番を初めからわかっている
・覚えるのが早い
・ある程度の勉強時間にも音を上げない(ただし、自分からは勉強しない笑)

頭の良しあしの仮説

私の感覚では頭の良い悪いとは、主に論理的思考力と計算力、背景知識の有無だと思います。この子頭がいいな〜と思う子はほぼ例外なく、小学生時代にたくさんの文章を読み、
計算演習をたくさん積んでいます。(多くは中学受験のために塾でこなしているようです)
計算が早いと複数の計算過程を脳内で処理してしまえるので、傍目から見ると過程をスキップして思考しているように見えます。また、たくさんの文章に触れることで論理の流れが身についているため、論理的思考も身についているようです。さらに、元々の知識が多いと新しい知識を覚えるための紐付の材料が多くなるため、暗記の速度もあがるように感じます。
あくまでも私の感覚で、科学的根拠のある話ではありませんが、小学生時代の頭の使い方によって中学高校時代は大きく変わると思っています。