英語の文章、現代文の文章、どちらも論説文であれば、ある人が伝えたいと思った結果書かれた文章を読解するという点では共通しています。
英語では、精読と速読という風に分野を分ける人がいますが、
個人的には精読+「現代文的な読解手法」=速読 だと考えています。
つまり、文章と文章の間の論理構造を意識することで、一文一文読まなくても、
ある程度先の展開が読めたり、読み飛ばし出来たりする、結果、読解速度が上がる
ということです。
例えば、
1.あなたは親にゲームばかりしていないで、勉強しなさい!と怒られたことはないだろうか。
2.一般的に、ゲームや漫画のような娯楽の類は教育上望ましくないと考えられている。
3.しかし、私はこういった教育上の通念に疑問を持っている。
4.例えば、〜〜〜〜〜(以下筆者の体験談)
といった文章があった場合(如何にもあからさまかもしれませんが・・)、2文目の「一般的に(generally speaking等)」という文言を見た途端、しっかり精読すべき文章は3文目であり、1、2、4文目は読み飛ばしてよいことが瞬時に分かります。
試験中で、余程時間が無いといった状況でなければ、読み飛ばすと言いつつも、ニュアンスをつかむ程度に文章に目を通しますが、これが出来るだけで読解の速度は格段に向上します。
こういった読解的手法は一朝一夕で身につくものではないため、中学3年生〜高校1年生の間にしっかり添削指導が得られる環境で身につけたいものです。英語、現代文の双方で大変役に立ちます。