政治家は何年先を見て政治をしているか

先日、和歌山FP会の関係で某議員先生との会食に参加させて頂くことになりました。
話題は経済や外交など多岐に渡りましたが、その中で政治家は何年先まで見据えて政治計画を立てるのか、という点がとても印象に残りました。

曰く、アメリカや日本などの民主主義国家はどうしても数年スパンで政権交代が発生するので、そのタイミングを百里塚において政治をせざるを得ない、ということです。アメリカで言えば4年毎に大統領選挙がありますし、日本も同じようなタイムスパンで選挙が行われます。どうしても次の選挙前に成果を上げ、それを選挙の材料にしていく、という動きになってしまいがちだ、ということです。

一方、中国のような独裁政権では、長期政権が前提なので、数十年スパンで政治計画を立てているかもしれない、ということです。

日本では、少子化や財政問題など先々確実に深刻な問題となる課題があるにも関わらず、その解決については曖昧な議論しかなされていないという現状があります。恐らく、度重なる先送りを重ね、いよいよ爆発寸前になって、ようやく問題を直視することになるのでしょう。そして、その時にとれる選択肢は少なくなっているでしょう。

ただ、それは全て政治家の責任ではなく、私達国民がその問題意識を政治家に追求していかないことが根本的な問題だと感じました。