学習塾と個別指導

学習塾に行くか、個別指導がいいか、家庭教師がいいか、
悩む方は多いと思いますので、私の私見を述べます。

学習塾や個別指導などの違いについてはこちら
※教師の質は生徒との相性も含め、どのカテゴリーでも玉石混交ですので考慮外です。

大手学習塾・予備校がオススメの生徒

大手学習塾・予備校(以下あわせて「大手塾」といいます。)の良し悪しを考える際には、一斉授業の形態の良し悪しを考える必要があります。
一斉授業は教師1に対し生徒数が10〜30名程度となるので、相対的に授業料は安くなります。しかしながら、個別の生徒に応じたカリキュラムにはならないので、苦手分野が置き去りになったり、得意分野の無用の授業を受けざるを得ないという問題があります。
敢えて薦めるのであれば、小学4年生〜5年生、中学1〜2年生など、早期に通い始めるのであれば、大手塾が良いと考えています。
教師1に対して生徒数が多いので、消極的な生徒は授業についていけない可能性があるので、その際は個別指導形態を模索する必要があります。(和歌山駅東口に塾に遊びにいってるような中高生がちらほらいますよね・・笑)

個別指導がオススメの生徒

小6になってから中学受験を考え始めた場合、中学2年生になって学校の成績が落ちてきた・・といった場合には個別指導が良いと思います。
受験まで限られた時間の中で最大限の効率で進める必要があり、生徒の得意不得意に応じた個別のカリキュラムが必須だからです。(とんでもなく目標が高い場合や受験までにとにかく時間がないという場合は個人指導が最良になります。)

また、大学受験を視野に入れた高校生は個別指導に河合塾や駿台などの夏期講習等を組み合わせる方針が最も良いです。大学受験は参考書類が圧倒的に充実しているので、独学で難関大学にいくことも可能です。必要なのは勉強の方法と学習戦略です。学校の授業と同じ範囲を再度大手塾で受講する時間は非常にもったいないと思います。
学習戦略を一緒に考えてくれ、分からないところの質問に答えてくれる教師がいれば、読解系の例外を除き、受け身の授業は卒業してよい時期だと思います。
※難関大を目指す場合、河合塾や駿台の夏期講習などは出来るかぎり参加した方が良いでしょう。

家庭教師について

家庭教師はご父兄が忙しくて塾に送迎出来ない、障害があり通塾が難しい、といった場合を除き、高いお金を払うだけになります。個別指導を検討し、どうしても個人指導が必要な場合で個人指導の塾がない(行けない)場合にのみご検討下さい。