意欲と好奇心

自分の中のエネルギー

スティーブ・ジョブズのような世界的な大企業の創業者、マザー・テレサのような偉人、あるいは自分の身近にも「この人のエネルギーはどこから溢れてくるのか」といった人はいないでしょうか。
私達は、日常と違うことに挑戦したり、それを習慣化したりすることに、エネルギーを使います。エネルギーの量が多い人は、より多くのこと、困難なことに挑戦することが出来ます。エネルギーの量は人によって違いますし、同じ人でも時期によって大きく増えたり減ったりするものです。
あなたの中にはどの程度のエネルギーが存在しているでしょうか。

人のエネルギーの不思議

人は他の動物と同じで食物を消化することによって、日常的な活動のための力を得ますが、ここで言うエネルギーは食物を食べるだけでは必ずしも増えません。

よく「なにごとも気持ちの持ちようだ」なんて言いますが、
エネルギーは気の持ちようで無限大に増加します。
ふとしたことで他人に褒められてやる気が出たり、
部活動で試合に勝ったことで(あるいは負けたことで)練習に身が入るようになったり、
そういった経験はないでしょうか。
前と比べて身体的にはほぼ何も変わっていないにも関わらず、ちょっとしたきっかけで、ものごとに熱心に取り組めたり、新しいことに挑戦できたりすることはよくあります。

いかにエネルギーを増やすか

エネルギーはいろんなきっかけで増えたり減ったりします。
増やすために必要なことで思いついたものを列挙してみます。

  1. 自分よりたくさんのエネルギーを持っている人と積極的に関わる
  2. 成功体験を積むことで気を良くする
  3. 自分の好きなことに没頭し、ストレスを発散する
  4. 頭の中を整理する
1〜3はなんとなく分かると思います。
4は、カフェでも図書館でもどこでもいいので、自分の身辺整理をし、自分のやりたいこと、やらなくてはいけないこと、その理由を明確化することです。
私はたまにカフェでノートやPCに向かい、今月の目標〜人生の目標までを改めて振り返り、整理するようにしています。

逆に、

  • 悪口や愚痴を言う
  • 失敗を責める、成功の足を引っ張る
  • 怒ったりどなったりする
こういうことをしたりされたりすると、エネルギーはどんどん減っていきます。

人生の浮き沈みエネルギーの関係

普通の人は、いつもエネルギーに満ちあふれている訳ではなく、
数ヶ月、あるいは数年スパンで増加したり減ったりしていくものだと思います。
ひとつ注意したいのは、自分のエネルギーの状態を客観視し、
低エネルギー過ぎる時に無理はしないことです。
例えば、調子が最底辺のときに高エネルギーの人のもとに無理にいようとすると、その豊富なエネルギーにやられて、精神的につらくなったりします。頭の片隅で「この低すぎるエネルギーを何とか増やさないといけない」と思っておくのはとても大切ですが、低調の自分をいたわり、無理せず少しずつリハビリさせようという自分への優しさを持たないといけません。
(これは他人にも同様。エネルギーが枯渇している人に叱咤激励しても逆効果です。)

高エネルギーの時はそれを維持しつつ色々なものごとに挑戦し、
低エネルギーの時は無理せず徐々にエネルギーを蓄積できるよう労る、
自分に対しても他人に対しても、そんな心構えを持てるようになりたいものです。