投資対効果で見た受験勉強

社会人はよく言います。

「もっと学生時代勉強しておけばなぁ」と。

学生時代の私は、それに対して

「したいなら、今勉強すればいいやん」

と思ってました。
でも、実際に社会人を経験してみた上でこのことを振り返ってみると、確かに当時の私の意見は間違っていない、間違っていないのですが、「もっと学生時代勉強しておけばなぁ」という気持ちはよく理解出来るようになりました。

社会人の本分は「仕事」

学生の本分は「勉強」と言われています。社会人の本分は「仕事」です。
当たり前ですよね。
しかし、社会人として「仕事」をしている中で、稼ぎを増やしたり新しいことに挑戦するために「勉強」したいことは必ず出てきます。でも。「仕事」があまりにも忙しくて並みの精神力じゃ「勉強」まで手がまわらないのですよね。気持ちは分かります。

学生はいかに恵まれているか

学生の本分は「勉強」と言いました。
社会人になってからこのことはとても羨ましくなります。
だって、勉強さえしていれば、褒められるし、ご飯も食べれるのですよ?参考書や塾通いもご両親の予算はありますが、好意的に受け止められるでしょう。社会人にとって、こんな楽園のような生活はないですよね。
もし、社会人が大学院に進学したり、資格をとろうとしたりすると、仕事が終わって疲れている中深夜まで勉強し、睡眠時間も4時間程度になり、その上学費は年間100万円単位でかかって・・・大変ですよね笑

大学受験の費用対効果

ここからさらに大人の話になってきます。
大学別の年収ランキングを探していると下記のサイトが出てきました。
http://rank.in.coocan.jp/salary/other/univ.html

東大、一橋、京大、慶応がトップで830万円以上、
100位は駒沢大学の689万円となっています。

民間企業が独自に集計している結果で、統計調査としては完全なものではないかもしれませんが、140万円程度の差が出ていますね。あくまで民間就職した人の平均値なので、弁護士や公認会計士などの士業を加えると差はもっと出るかもしれません。

もちろん、東大を出ても将来の高収入が約束される訳ではありませんが、
同じ努力をするのであれば「勉強」が本分の学生時代に勉強しておいた方が得ですよね。

ちなみに一般的に、弁護士で3〜4年、公認会計士で3年程度の勉強が必要と言われています。これらを華の大学時代や大変な社会人時代に自分の身を削りながら勉強するくらいであれば、今、頑張っておいた方がお得ではないでしょうか。

皆さんが将来「学生時代勉強しておいて良かった!」と言えることを祈ってます。