知り合い経由でTOEIC対策の依頼を頂きました。
大学の頃、フィリピンで研修をするためにTOEICの勉強をした記憶があるのですが、かなり昔の話なので、最近の主流を調べてみました。
TOEICテストの概要
リスニング(聞き取り)とリーディング(読解)の各100問、合計990点満点の試験です。統計処理をしており、どの時期の試験を受けても、同じ能力であれば同じスコアを得られるということになっているようです。
以下、0からまずは600点代、ゆくゆくは900点代を目指す想定で勉強法をまとめます。
本やネットでの情報に自分の学習体験を元にまとめたものですが、私自身TOEICに関しては素人に近いので、間違いやより良い考え方があれば、ご教示頂けると大変助かります。
文法
多くの人が言うには、中学英文法でカバー出来る範囲が多いということ。
稲田一氏の「中学3年間の英語を10時間で復習する本(KADOKAWA/中経出版)を使用して、基礎を固めたいと思います。さらに高難度の文法問題集は点数が伸び悩んでから考えることにします。
単語
TOEICは単語量がものを言う、と多くの人が感じているようです。
確かに、TOEICは問題量が圧倒的に多く、1問あたりに1分以上かけていてはとうてい間に合わないような構成になっています。従って、読解力と称して単語類推などしているより、問題を見てすぐ解答するための単語力が重要のようです。
単語帳に関しては、一生使えるようにTOEIC990点を目指すに足りる量が掲載されており、レベル別に整理されていて当面覚えるべき単語が明確に分かるものを探してみようと思います。
リスニングと読解
単語や文法を知らないうちに行うリスニングや読解の演習は時間の無駄だ、という意見がありました。これは大学受験でも同様で、ある程度の基礎ありきで学習すべきなのは私も同意見です。リスニングも読解には違いなく、読み取る対象が音声なのか紙面なのかの違いだと考えています。従って、リスニングと読解演習はほぼ同時並行に演習していくのが良いと考えています。(リスニング→読解演習という順番が良いという意見もあるようですが)
具体的な勉強法ですが、
古臭いと言われるかもしれませんが、速読英単語(Z会出版)を精聴用の教材として用いようと思います。理由としては、1冊の本+携帯音楽プレーヤーがあれば、いつでもどこでもいくらでも練習が出来るので利便性が良い、単語や英文・日本文が即座に理解できるという2点です。大学受験には精読用の教材として使いますが、TOEIC対策には分からなかったら日本語訳を見ても良いこととし、シャドーイング(音声の復唱)を徹底的にやるようにします。
上記速単はリスニングのトレーニングに重きを置いた勉強法なので、平行して多読教材を用いた多読も実施していきます。