私立の中5(高2)生向けの内容です。
とにかく優先すべきは中5の間に文理を問わず、英数国の主要教科をきっちり仕上げておくことです。目安は志望校の過去問を、時間さえかければあるいは簡単な調べ物をすれば解くことが出来る、というレベルです。夏休みはそのための基礎力を身につける期間と定義します。
なお、英語については大手予備校の夏期講習やビデオ講習は特段必要がないと思います。(自習の方が効率的)
ただし、センター試験や読解など、テクニック解説系の講義は興味があれば受講してみても良いと思います。
英語
1.まずは単語
せっかくまとまった期間があるのですから、単語を覚えてしまいましょう。
使う単語帳は何でもいいですので、1ヶ月かけて、1冊をまるまる覚えてしまうと、今後の英語の学習が非常に楽になります。
覚え方は自分のやりやすい方法で構いませんが、一度覚えた単語は放置せず、日をまたいで最低3回以上は確認し直すようにして下さい。
ユメタンであれば1、速読英単語であれば必修編、データベースであれば3500あたりを完璧に仕上げておきたいものです。
2.文法に苦手意識がある人は文法のおさらい
扱う問題集は学校で使用している参考書と問題集で十分です。それが難しいと思うのであれば、中学校の基礎が抜けているとかんがえられるので、中学英語の総復習問題集を買ってきて、3日で終わらせて下さい。
今の時点で文法が苦手であることは、限りなく赤に近い黄信号です。
とにかく夏休み中に1週、出来れば2週通るつもりで精力的に取り組んで下さい。
その際、得意な分野は飛ばしても構いません。穴を埋めていくつもりでいきましょう。
3.読解演習
1,2を既に終えてしまってる、あるいは余裕がある人は、読解演習をしましょう。
受験本番までにいかに大量の英文を読み込むかが重要ですので、手軽にたくさん読める手段が良いでしょう。
おすすめは速読英単語 必修編〜上級編、リンガメタリカなどの読解演習+単語帳になっているシリーズです。1の単語暗記とも一緒に出来るのも利点です。
その他、志望校が東大京大早慶などの超有名大の場合は、◯◯大学の英語25ヵ年といった英語専用の赤本が市販されているので、それらの問題をやってみるのも良いでしょう。
何を選択するかについては、自身の学力との兼ね合いになるため、決して背伸びして難しいことをやらないようにして下さい。