英語の多読指導をしていて面白いことに気付きました。
※wpmは、1分間に何文字読めるかという指標です。
もしかしたら物理的な眼球筋肉の問題かなと思い、同じ本を文字を読まずにただ目で追うだけという実験をそれぞれしてみたところ、速読力と眼球運動の能力に2倍近く差があることがわかりました。
同じくらいの年齢で50wpm程度の子と120wpmの子がいるのですが、50wpmの子はいくら簡単な絵本を読んでも速さがほとんど変わらず遅いのです。120wpmの子は簡単な本であればもっと早く読め、難しい本だと遅くなるという普通の反応を示します。
Aさん 速読力50wpm程度 眼球運動速度120wpm
Bさん 速読力80wpm程度 眼球運動速度200wpm
Cさん 速読力120wpm程度 眼球運動速度370wpm
ちなみに私は、速読力200wpm程度 眼球運動速度400wpm
※ページめくりなども含んだ速度です。
※速読力はいずれも各自無理なく読める程度の本を対象に計測しています。
塾としては、普段から早く文字を読もうとするよう指導することしかできませんが、読書が遅い子に関しては、眼球運動速度を測ってみて、いわゆる速読用の携帯アプリなどで眼球の筋肉トレーニングをすることも意味があるように思いました。(素人の浅はかな考察なので、参考にはしないで下さい。)
ちなみにこのブログ記事は550文字程度なのですが、私が改めて読んでみると15秒ほどで読めますので、一度皆さんも計測してみて下さい。