和医大に合格した数学の勉強法

初めまして!Sakiと申します。
昨年末から太田進学教室で数学指導の手伝いをさせていただいています。
私は現在和歌山県立医科大学医学部に通っていますが、私は、和歌山県の特に進学校でもない公立高校から現役で和医大に合格しました。今回は、そんな私が実際に行った数学の勉強法についてお伝えしたいと思います。

数学の勉強法

私が主に取り組んだのは、高校の先生が毎日添削してくれていたプリント課題です。
私は高校二年生の春から、平均して一日一枚、一問から三問の問題を二年間で約300枚こなしました。その問題の内容は、先生おススメの基本問題や入試問題(大学や難易度は様々でした。)に取り組みました。先生は、ヒントは出すけれど正解を教えてあげることは絶対にないという人だったので、前日の直しにも欠かさず取り組みました。さらに、プリント課題は一度解いたら終わりではなく、入試本番まで何度も解きなおしたので、入試が終わるころには手放せないプリントとなっていました。

添削の重要性

既製の問題集の問題や入試の過去問をやるなら、わざわざ添削してもらったりしなくてもいいのではないかと思われるかもしれませんが、私にとって、数学の解答を添削をしてもらうことには二つの重要な役割がありました。

まず一つ目は、実際はできていないのにできた気になることを防げたことです。自分で問題を解いているとき、隣に答えの本があったら、チラッと覗いてみたくなるものです(笑)そこで答えを見てしまう、もしくは答え自体は見ないにしろ次の一行を見たり、公式を確認してしまったりすると、自分では「できた気分」になってしまいます。でも実際に次自分で解こうとした時に完璧な解答を作れるかというとできない、そんな事態になるのを添削は防いでくれました。

そしてもう一つは、解答の書き方を根本からしっかり学べたということです。数学は、二次試験になると、ほとんど全ての問題において、最後の答えだけでなくそこに至るまでの過程を書くことが要求されます。赤本の解答を見れば、実際の解答はすぐに分かりますが、自分の書いた解答のどこがダメなのか、自分の考え方、計算方法ではダメなのかということが分かりません。添削してもらっていなければ、先生に質問を持って行ったところで、基本的にすぐにはきちんとした答えが返ってきませんでした。
添削をお願いすることで、これらが一気に解決してしまうのです。そういった意味でも、数学において添削は非常に役立ったと思います。