難解大への道2 〜中学校後半〜

シリーズ2回目、中学校後半の時期です。中高一貫を想定しています。高校受験がある場合は、その対策が中心となります。

中学校3年生からはいよいよ高校の範囲を学習していきます。
遊びも引き続き大事ですが、将来を見据え腰を落ち着けて勉強する習慣を身につける必要がある時期です。

3教科を徹底的に!

高校内容へ入ることで数学の重要性が大きく増します。
英語、現代文に加え、数学で苦手分野を作らないよう徹底することが重要です。
この時期、相変わらず地歴公民、理科系科目の優先度は高くありません。英数国の3教科に絞って勉強し、得意科目としましょう。

数学の勉強法

数学の勉強法は至ってシンプルです。教科書を理解し、問題演習を積むこと、これだけです。余程数学が苦手な方でない限り、教科書に書いてある内容は8割〜9割は読めば理解出来ると思います。教科書を読んで、例題を解き、問題集を反復練習しましょう。使用する問題集は和歌山の私立中学校であれば、学校で用いるもので十分かと思いますが、将来理系に進みたいと決めている方は青チャート等で追加の演習を積んでおくと理想です。

学校授業にとらわれないこと

学校で行う数学の授業は1対多数で実施する都合、どうしても進路が遅いです。(これは智弁でも同様でした。先生は大変だったと思います。)
数学の勉強法の1つの目安は下記の通りです。

  • 気分がのる時にどんどん先へ予習(教科書、問題集)しよう
  • 定期試験の2週間前には予習の手をとめ、試験範囲を再度全問復習しよう
  • 定期試験の直前期に、予習段階・復習段階で1度でも間違えた問題を再度おさらいし、2度正解するまで反復演習しよう

この3つの目安を守れば、試験でも十分得点を取れることと思います。
数学で点をとれないのは、問題演習不足、これにつきます。

数学の学習に必要なことは、自分が分からない定理や問題に直面したときに、自分のためだけに指導してくれる人の存在です。学校の先生に理解がある場合は学校の先生が理想ですが、なかなか先生も忙しく難しい場合は個別指導の塾に通うことも選択肢として有効です。

将来の進路について考えてみよう

また、冬休みを目処に自分の将来や志望校について考えてみましょう。
大学によっては、必要な受験科目が全然異なりますから、効率的に勉強するためには早期に志望校を決めておくことが大切です。この時期では高望みで構いませんから、1つ志望校を決めてみて、必要な受験科目や傾向を調べてみましょう。
極端な話、慶応大学の文系学部では英数国や英数社の3教科で合格できます。センター試験もいりません。私が中学生なら、親をうまく説得し、慶応を目指すかもしれません笑。

そして、出来れば大学に足を運んでみましょう。オープンキャンパスのようなものもいいですが、平日昼間に学食でご飯を食べたり、最寄りの駅やバス停で人間観察してみることもその大学の学生がよくわかります笑。