書評:16倍速勉強法―「東大」「ハーバード」ダブル合格 (光文社知恵の森文庫)

生徒が面白そうな本を持っていたので、自分でも読んでみました。
よくある勉強法の指南書なのですが、本質的なところまで掘り下げており、良い本だと感じたからです。

16倍速勉強法―「東大」「ハーバード」ダブル合格 (光文社知恵の森文庫)

簡単にどんな本かご紹介すると、

勉強成果=地頭×戦略×時間×効率

と定義し、各要素をどのように高めていくか事細かに説明している本です。
上記はよくある公式なのですが、「地頭」という項目をいれていることに興味を持ちました。

筆者によれば、
地頭=読み書きそろばん(あ、私と同じことを言ってる!)

とのことで、読み書きを鍛えるために、
・読み書き
ー読みを鍛えるためには常に本を持ち歩くこと。隙間時間で読む。
ーアウトプット(=まとめる、切り抜き、整理する)を意識することが大事。
読書を能動的に。
ー授業でも理解をする上でメモ取りが重要である。
ただし、1から10まで板書をするのは時間の無駄で、
ある程度基盤があるものにメモ書きをしたり整理したりすることが良い。

といったことが書いていました。
読書量を増やすためには好奇心が大事なのだと思いましたが、好奇心の鍛え方について触れていなかったのは残念です。

その他、トランプゲームで地頭を鍛えるという発想はよいなと思いました。(大富豪=戦略、神経衰弱=暗記、スピード=反射神経など)

その他の内容も非常に良い内容だと思いますので、是非興味がある方は手にとって下さい。

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