書評:世界に通用する一流の育て方

世界に通用する一流の育て方 地方公立校から<塾なしで>ハーバードに現役合格 (SB新書)

ネットサーフィンをしていて目に止まった本。
大分県で塾や予備校に一切通わせることなく子供をハーバート大学へ入学させたお母さんの教育論、体験談が綴られています。万人にオススメ出来る本ではありません。

今、”入学させた”という言葉を使いましたが、この言葉自体が本書の要旨に反する言葉かもしれません。本書では、文化資本(趣味や教養、文化や素養)の蓄積をとても重視しており、いわゆるお受験には価値を見出していません。結果的に、娘さんがハーバード大に興味を持ち、自身で入学の方法を調べ、入学した。親の仕事はそこに興味を得るまでの文化資本の形成を導いた、娘さんの”邪魔”をしなかったところが本書で言いたいことの1つなのかなと思います。

本書で個人的に気になったキーワードをご紹介します。(私の言葉で言い換えてますので、本書に全く同じことが書かれている訳ではありません。)
・子供は別人格と心得よ
・家庭学習では親が得意なことを子供に教えるのが基本
・子供に何かさせる時は飽きる一歩前にやめさせるのがコツ
・小学校からはTodoリストを作らせる
・親が読まない本を子供に読ませるな
・家庭学習は文化資本を高める=趣味や教養、文化や素養
・ハーバード大は年収約700万円以下の家庭は授業料・寮費がタダ!

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