寺子屋の教育と学習基礎力

以前から何度も同じことを書いているような気がするのですが、最近本当に基礎教育の重要性を感じます。

当教室に限らず、勉強が出来る子には、以下の学習基礎力が備わっていることが多い気がします。
・計算が早く、正確
・文章を読むのが早く、正確
・文章を早く書ける(きれいな字でなくとも良い)
・集中力がある
(・暗記が得意)

直接教えるのが難しい集中力を除き、昔の寺子屋で教えていた読み書き算盤と古典漢文暗唱そのままですね。(以前書いた想像力は「読み」に含まれるような気がするので、省いてます)

学習基礎力は生徒によって差が顕著です。
例えば読み書きで言うと、生徒によって日本語を読む速度で2〜3倍、書く速度で1.5〜2倍の差があると実感します。
だいたい話を聞いていると、読み書き計算が得意な子は、公文式や能開センター、浜学園などで鍛えられてる子が多い印象でした。個人的な感覚も含めると、集中力に関しても、能開・浜学園などの受験塾の影響が大きい気がします。受験塾では先生が大変怖く、その中で授業を聞いていないといけない、という環境が集中力の養成に役立つ側面があったのではと感じます。

暗記力に関しては、小学校時代に鍛えるのであれば、漢字の勉強が良いと思います。もちろん得意な子が有利なのは間違いないのですが、集中力のある子であれば、比較的鍛えやすい箇所なので、絶対必要条件ではありません。

今、当教室では小学生を対象として授業はしていませんが、いずれ学習基礎力の養成もカバーできるようにしたいと考えています。