国公立二次英語演習 添削授業

国公立二次英語演習添削授業のアイキャッチ

多くの生徒さんにとっては、火曜日は英語も数学も授業がないし、塾はお休みなのかな、と思っているかもしれません。実は火曜日には国公立の二次試験の英語演習が行われています。

1時間〜2時間分の宿題で、日本語要約、和訳、英作文、文法などの問題に取り組み、それらを解説・添削していく授業です。中5〜中6(高校2年生〜高校3年生)が対象で、宿題+反省タイムでいつも3時間近くかかっていますが、皆さん疲れた顔をしながら頑張ってくれています(最近はリモートなので顔が見られず寂しいですね)。演習では解答の内容はもちろん、解答の見せ方、印象なども含めてチェックしていきます。

演習授業で重視しているのは以下の点です。

  • 日本語(英語)として正しい文になっており、音読した時に内容がすっと頭に入ってくるか
  • 解答の趣旨や前後の文脈に沿った内容となっているか
  • 誤字脱字・文法の初歩的なミスがないか

桐蔭や智辯の成績上位の生徒でも、いざ記述させてみると主語と述語が一致していない日本語の文章を持ってきたりします。正しい文の書き方が身についていない子がほとんどです。英語は多少目を瞑るとしても、日本語の言い回しも未熟です。学校で指導する内容が多岐にわたり、日常的に長文を読み書きする時間がほとんどない中では仕方がないのかなと思います。今更戻る訳にもいきませんが、古来から重視されていた”読み書き算盤”という言葉は本当に知的能力の基盤を言い表しています。

私自身、高校時代に恩師に何百回と添削指導を頂いたこと、大学時代に小難しい経済書を輪読したこと、社会人になって、上司に(恥ずかしながら)”てにをは”から文章の書き方を指導されたことがとてもありがたく、人生に役に立っていると感じています。その恩返しをするつもりで今週も添削答案を開きます。