2年連続出場した智辯和歌山が全国大会初戦でまさかの敗退をし、2018年夏の和歌山の高校野球もあっけなく終わってしまいました。圧倒的な打力で相手投手陣を攻め立てたものの、あと一歩のタイムリーが出ず、うまくかわした相手投手陣が一枚上手だったのでしょうか。終わってみれば4点差のゲームですが、点差以上に緊迫感のある試合で相手応援席は常に緊張しっぱなしだったのではないでしょうか。
10年ぶりに魅力あるチームだっただけに大変残念な結果でしたが、智辯和歌山の選手たちは全力プレーを誇りに、胸を張って帰ってきて欲しいと思います。
母校である智辯和歌山以外では、地元の向陽高校を特に贔屓して応援しているのですが、今年の和歌山大会ではなんと8年ぶりのベスト4入賞と、文武両道の向陽旋風に(一人で)盛り上がった夏でもありました。準決勝戦の市立和歌山戦でも強敵相手に勇敢にプレーをし、敗戦後、現役の向陽生たちが花道を作って選手を迎えていたのがとても印象的でした。
今年はあまりに早すぎる夏の終焉でしたが、全国大会準決勝くらいの時期になると、甲子園で赤とんぼが飛び始め、夏の終わりと秋の訪れを感じる、とても風情のあるひとときとなります。
また、来年の夏を楽しみに。