中学生・高校生 12月の過ごし方

冬休みの過ごし方

もうすぐ12月で期末試験の季節がやってきました。向陽、桐蔭、智辯、開智はもう試験発表ですね。期末試験対策ももちろん大事なのですが、個人的には試験後の過ごし方が大切な時期だと思っています。そこで、当塾では、数学受講者を中心に12月~冬休みの学習計画表を作ってもらっています。今回はその理由とやるべきことについて書きたいと思います。

12月が重要である理由

12月は一年で二番目に時間を無駄にしやすい時期です。期末試験が終わり、次の定期試験である学年末まで数ヶ月あります。2つの定期試験に実力テスト、体育祭に文化祭とイベント盛りだくさんで忙しかった9月~11月が終わり、先を見るとクリスマスやお正月、冬休みがある、という、緊張が解けてふわふわしやすい時期なんですね。ご両親もクリスマスの準備だったり、忘年会だったり、帰省の準備だったり、子供への視線が緩まる時期だと思います。

何も考えずに過ごすと、「気付いたら冬休み終了直前!宿題終わってない!」という状況になりかねません。というより、大部分の子は多かれ少なかれそういう状況に陥ると思います。逆に、この時期に宿題だけでなく先を見据えた勉強ができれば、簡単に他の子に差をつけることができるのですね。

12月に押さえておきたいこと

中学生は復習を中心に据えればいいかと思います。3学期の実力テスト(模試)対策をするつもりで、今年習ったことを見直して、学校の問題集(特に基本問題)を確実に解けるレベルにしておきましょう。中高一貫校の中3は古典や漢文の文法事項・単語をマスターすることに時間を費やすのも努力対効果が高いと思います。

高校生は私立中4は文系数学(ⅠAⅡB)が終わる時期ですので、3月までに文系数学を仕上げることを意識することが重要です。中4で文系数学を仕上げる→中5で英語・古漢・理系数学を仕上げる→中6で理科社会に注力するという流れを作ることができればトップ校を狙えるコースに乗れます。公立の高1、高2は学校で配布されている問題集(特に基本問題)をすべてクリアすることを目指し、復習できるといいですね。1月や2月に模試・実力テストがあるので、それに向けて対策をしていくイメージです。

進学後下宿するならば、家族で過ごせる楽しい冬休みも残り数年間ですので、楽しい冬休みを過ごして欲しい一方、だらだらし過ぎないようメリハリをつけて過ごしましょう。