自習を大切にして、圏外から東大合格をした私自身の勉強法1

前回の記事で武田塾さんの本を紹介させて頂きました。
私自身の中高時代の頃、どのような勉強をしたのか書きたいと思います。

最初に東大と思ったのは中学3年生の頃

最初に東大に行きたいと思ったのは中学3年生の頃でした。
当時お付き合いしていた女性が東大理Ⅲも当然と言われるほど賢かったので、純な動機ですが、理Ⅲは無理でも他の学部に何とか行けたらなぁと思ったのがきっかけでした。
今でこそ言えますが、当時の私の成績は智弁和歌山で180人中120〜140番を行き来する程度、東大に行きたいなんて他人に言えば笑われたことでしょうし、実際私も本気で考えてはいませんでした。
取り立てて得意な教科が無かった私は、唯一、母親が教師をしていた関係で学年平均程度を保っていた英語以外、軒並みぱっとしない成績でした。

きっかけは数学

前段の話とは別ですが、当時中3の頃、よく怒られることや大切にしてたゲーム(校則違反)を取り上げられたことなどで(今から思えば勝手ながら)嫌っていた数学の先生がいました。
ある日、皆の面前でこっぴどく怒られた私は、それを根に持ち、
  • 嫌いな先生の授業なんて受けたくない
  • でもそれで成績が悪いのは格好悪い。
  • それならば「授業を受けない(聞かない)」「でも試験ではぶっちぎりで点を採る」を両立してみよう
という試みをしてみようという気持ちが沸き起こりました。
授業は一切聞かず、自分で教科書を読み、問題集を解き、どうしても分からないところは他の先生にこっそり聞いて勉強しました。放課後も、図書館や喫茶店などで黙々と勉強しました。
ある日の授業中、その数学の先生が、ずっと下を向いて何かしている私からノートを取り上げたところ、その先生は内職か落書きでもしてると思ったのでしょう、実際は授業の遙か先の単元の問題を解いていたので、先生はぎょっとし、何も言わず教壇に戻ってしまいました。また、次の定期試験で私がクラス平均より20点近く、学年平均よりも10点以上高い、9割近い点数を取ったときも、不思議な顔をしながら答案を返却しました。
今まで成績が悪かった生徒が、急に授業態度が悪くなったと思ったら、今までだと考えられないような高得点をとってきたので面食らったのでしょう。そんなことを思いながら私はほくそ笑んでいました。私のささやかな試みは成功に終わり、以降、数学については安定した成績をとれるようになると共に、自習についての自信を深めたきっかけとなりました。
次回に続きます。