人生を切り開くお金のリテラシー① 〜不安の正体〜

人生には色んな不安があります。
人間関係の不安、進学進路の不安、お金の不安・・・。
今回は「お金の不安」に絞って、不安とは何か、どうすれば解決できるかという点について考えてみたいと思います。

不安とは何か?

私は、「不安とは、非日常な事態に対する対策が決まっていないこと」だと考えています。非日常な事態、例えば病気になったり、車が壊れたりなど、収入が途絶えたり多額の費用が発生した際、どうすればいいか分からないことが不安の種になるのです。
これは、お金の問題に限らずあらゆることに通じることだと思います。

不安を減らすために

究極的には将来は不確実なものですので、不安を0にすることは出来ませんが、限りなく0にすることは可能だと思います。
その為には、将来の非日常な事態を列挙し、想定することと、それに対して対策を考えておくことが重要です。
「もし〜が起きたら、・・・すればいいや。」という風に考えられるようになれば、不安は覚悟へと昇華します。

人生における主な非日常な事態

では、人生における非日常な事態とはなんでしょうか。今回は「お金の不安」がテーマですので、学校卒業後の人生を焦点におきます。よく言われるのが以下の事態です。

  • 失業
  • 結婚
  • 住宅購入
  • 車の購入
  • 出産〜子育て
  • 家族の死亡・病気
  • 子どものニート化
  • 親の介護
  • 老後

いかがでしょうか?
これらの事態について、対策がただちに取れる状態になれば、日々抱えている不安は随分と減るのではないでしょうか。もちろん、万事解決出来る対策はないかもしれません。それはそれで、万一その事態が起きた時にどこまでやれるかを事前に考えておくことで、そこから先は仕方がないという覚悟、腹のくくり方が備わります。

老後については、生きてる限り誰にも訪れる日常ですが、若い時代にはなかなか身近に感じられない将来の話にも関わらず、若い時代から備えが必要であるため、組み入れました。次回、それぞれの非日常な事態について簡単に対策を考えていきます。